超くだらないことで恐縮なのですが、先日ワイヤレスイヤホンをなくしました。
駅員さんに調べてもらってもなしのつぶて。
イヤホンをなくすまで、街を歩くときはYumeji’s themeを聴いて花様年華ごっこをしていたのですが、なんだかこの音楽が流れるだけでドラマチックな気分になりますよ。
詩人のアーサー・ビナード氏はとあるインタビューで、彼は携帯電話を持ったことがなく、広告であふれている電車の中も嫌悪していて、そして携帯を持たないことは一種の抵抗だと言っていた。確かにすべてに広告が付随してきて気分が悪いし、Youtubeもお金を払えば数十秒間見たくもない広告を見せられることから逃れられる。
実際イヤホンをつけて外出するのは危ないし、目の前にある物事への感覚を遮断して自分だけの世界に没入する独りよがりな行為だと思う。イヤホンをなくす前はよくやってる(た)けど。
読書や映像の視聴だって、ある種現実逃避なわけですが、歩きながら音楽を聴くというのは、実際はそこらへんの道路を歩いているのに頭はそこにない状態に行くので、その辺りの違いが重要なのかな。
もう二度とイヤホンを落としたくないので、しばらく買わないで過ごすことにします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA