Booksmart(2019)を見たので、最近Netflixで配信が始まったLady Bird(2017)も見ました。
ティモシー・シャラメ演じるKyleのキャラがよかった。いつも本読んでるけど絶対内容わかってないと思う。
Booksmartは2019年が舞台なのでやっぱりそれに見合った価値観のアップデートが行われた良作です。
いろいろ頑張ってるけど人種的多様性についてはまだ努力の余地ありかも。女子二人が冒険するのも、単純なスクールカーストの話にならないのも良いんだけど。でもこれって映画の内容そのものというよりは、アメリカの映画業界の構造そのものの問題かもしれない。
MollyとAmyのコンビはフェミニストなんですが、お互いどういうことが好きなのか違いがあって、フェミニストは一枚岩ではないことが仄めかされていたんじゃないでしょうか。映画内の小ネタは知ってないとわからないっていうことが欠点でもあり良い点でもあるのかな。MollyのほうはRuth Bader Ginsburgの写真を家に飾っていて、連邦最高裁判事に最年少で指名されたいらしい。Amyはどちらかといえば文学が好きで、自分の部屋のドアに” A Room Of One’s Own”と書いた紙を貼っている。言わずもがなヴァージニア・ウルフの「自分ひとりの部屋」を意識している。
こないだまた映画館で見たんだけど、Blu-rayが出たら買います。高校生の頃、「グランド・ブダペスト・ホテル」とか「タイピスト!」とか、「天才スピヴェット」とかを見て、なんていうか山崎まどか的な外国へのほんのりとした憧れを作り出してくれる映画が好きだったから、リアル10代のときにこの映画を視聴していたらどうなっていただろう……。
でも、過去を振り返るよりこの先どんどん新しくて面白い作品に触れることを目指そう。高校生の頃より今のほうがずっと楽しいし。好きな服を買えるし。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA